フアナ・モリーナ『トレス・コーサス』
フアナを初めて聴いた時の事は忘れられない。 圧倒的な何かがあった。 無視出来ない何かがあった。 どうしてだろう? 何だかなつかしい。。。 子供頃を思い出す。 子供の頃の記憶ってどこか不思議で時には不気味でさえある。 子供の頃は物事がよくわからなかったぶん、何かがとっても研ぎ澄まされていた気がする。 ちぇっ惜しいなって思う。 このアルバムの特徴なんだけどサウンド的にはアルゼンチン音響派って呼ばれてて 普通の楽器(主にギター)とかもちゃんと入ってるんだけどそれ以外に 何だろう?これ何の音?ていう音がいっぱい入ってる。 でもこれらの音は人為的に創作したというよりも フアナの歌につられて何かえたいの知れないものが姿を現したみたいな感じがする。 笛吹いたら壺から蛇が出てくるみたいなノリで。 フアナの音楽って何もしてない感がいい。 そう、とても自然だ。 私が圧倒的って感じたのはとても自然だったからなんだと思う。 だから聴いている私もフアナの歌につられてそのえたいの知れないものの一つになる感じ。 一つだけ古い民謡のような曲がはいってる。 違和感がない。 フアナの曲はどこか新しいのだけどとても古い民謡や日本で言えばわらべ歌のような雰囲気もある。 それはフアナのどこかいい加減な感じの(いい意味で)鼻歌みたいな歌い方のせいもあるし、 曲が短くてシンプルで不必要にドラマティックにしてないせいかもしれない。 今日雪道を散歩しながら聴いていたら、何だかとてもいい感じだった。 フアナの国アルゼンチンは雪が降るのかな。 試聴できます。juana molina
by akiyama-yoko
| 2004-12-31 21:09
| 羊子のCD紹介
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