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ゴマおにぎり
小さい頃、兄と二人で何かの集いみたいのに参加した。
お昼になりお弁当タイムになったとき知り合いの家族がおいしそうなゴマおにぎりを食べていた。
私はじーっと見てたんだと思う。たぶん。ゴマおにぎりを食べたことがなくて珍しかったし何か小ぶりで可愛らしくて家から持ってきたのと比べておいしそうだった。
その知り合いのお母さんが「お弁当持ってきてないの?」と聞いた。
私は「うん」と答えた。
本当は母が作ってくれたおにぎりを持ってきてたけど。
私はゴマおにぎりをもらって食べた。

帰り道、兄と気まずくなった。
「おにぎりちゃんと持って来てたじゃん」お兄ちゃんは言った。
私は何だか悲しくなった。
兄に責められたことと母が作ってくれたおにぎりを食べなかったことに。

私はいつもどこか自分の家族のことがちょっと恥ずかしかった。
恥ずかしがってる自分も恥ずかしかった。

へんなの。

(本日の一曲)
Coldplay「For You」
by akiyama-yoko | 2005-07-31 23:49 | 日常 | Comments(5)
最近の羊子の肥やし(ジャンルレス、何でもあり、有名無名関係なし、無条件、タイムレス)
(メールマガジンで送っている「最近の羊子の肥やし」バックナンバーです。)

「ボブ・ディラン」

ライヴでベースを弾いてくれている徳永さんに、最近何聴いてる?って聞いてみたら「ボブ・ディラン」と返ってきた。
私とボブ・ディランの出会いは映画「アイデン&ティティ」
この映画を初めて観たときあまりに自分自身と主人公が重なる部分が多いので、もういっぱい泣きそうになったというかおいおい泣いていた。
これは私の映画だって思った。
こういう風に思う人、けっこういるんじゃないかなぁ。
すごくいい映画。
普遍的だ。
最近また改めて観てみたんだけど思っていた以上に自分が影響されてるなって思った。

この映画はボブ・ディランの歌詞が要所要所で出てくるんだけど中でも忘れられないのが
「どんな気がする?誰にも知られないということが。まるで転がる石のように」という歌詞。
とても痛い。
そしてとてもとても優しい。

以前自分の書く歌詞が恥ずかしくて上手く書けないと思って、本当に歌詞って必要なんだろうか?って
悩んだ時期があった。
その人が本当に感じていることをその人の言葉で歌った時、その言葉は言葉の壁も越えうる。

今では歌詞の力を痛いくらい信じてる。
by akiyama-yoko | 2005-07-31 00:00 | 最近の羊子の肥やし
キセル「旅」
まずジャケットに惚れた。
キセルは今までちらっと聴いたことあったけど今回のはすぐ買わなくちゃって思った。
音の感触がいい。
歌の感じがいい。
歌はいい意味で楽器みたいだ。
バックに溶け込んでる。
歌詞はあまり言葉として主張が少ない。
でも軽いとか物足りないとか感じない。
思いがとてもこもってるのだけど決して暑苦しくない。
先日観た映画「ミリオン・ダラー・ベイビー」の台詞「一歩引いた時に最高のパンチが打てるんだ」というのを思い出した。
いい意味で一歩引いてる。

宝物をしっかり持ってるって感じがした。
何かにとても感動してきた「気持ちの貯金」がしっかりあるって感じた。
それをしっかり持ってる上で一歩引いてるって感じ。
だから変にがんぱってない。落ち着いてる。
それを自信というんだと思う。

ほどよくJAPANしている。
曲によっては「たま」を思い出しちゃった。

ライナーノートの絵もいい感じなんだよね。

(本日の一曲)
キセル「夏が来る」

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by akiyama-yoko | 2005-07-21 23:55 | 羊子のCD紹介 | Comments(10)
XTC「WASP STAR(APPLE VENUS VOLUME 2)」
あぁーもっと早く聴いておけばよかったって思った。
最近こういう事が多い。
いい作品に出会う機会が多い。
ギターの繰り返しフレーズ、曲の展開の仕方がにくい。
この繰り返しフレーズがかっこいい。
秋山さんのピアノはピアノじゃなくてギターの発想みたいだね、と言われたことがある。
確かにそうなんだよね。最近つくる曲は特に。きっかけはフアナ・モリーナやU2。
ピアノって万能だからいろんなことが出来すぎて逆に不自由なんだよね。
やり過ぎちゃうというか弾き過ぎちゃうというか。ギターの一音一音な感じが好き。

このアルバムの中では特に2曲目が好き。アレンジがとても整理されていて頭もスッキリしてくる。
アルバム全体的にも統一感があって、でもいろんな音楽の要素が入っててバランスもいい。
これはナイスなアルバム。

XTCは「NONSUCH」という作品が大好きでよく聴いていた。
最近久しぶりに聴いてみたけどやはりいい。

(本日の一曲)
XTC「STUPIDLY HAPPY」

ここで試聴できます→amazon.com.

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by akiyama-yoko | 2005-07-16 22:48 | 羊子のCD紹介 | Comments(2)
手紙
田口ランディさんは私の好きな作家の一人。
「鳥はみずからの力だけでは飛べない」を読んだ。
この本はある知り合いのひきこもりの少年に送る手紙という形式になってる。
ランディさんの小説やエッセイはいつもストレートに伝わってくる。
でもこの作品はいつもより増してダイレクトにくる。
たぶん手紙というかたちをとっているからだ。
映画「アイデン&ティティ」のなかでミュージシャンの主人公が、大勢の客を前にしてるライヴで自分の大切なある人に向けて歌うと言うシーンがある。それを思い出した。
私もライヴの時は会場が大きければ大きい程矛先を絞るようにしてる。

最近私は手紙を書く事が多い。
手紙が好き。
何かしっくりくる。
メールは手軽だけどやっぱ何だかしっくりこない。特に最近そう思う。

仲の良い友達とはなればなれになったことがあって、けっこうたくさんの手紙をもらった。
もちろん私も送ったけど、もらったって感じ。
そのときもらった手紙は死ぬまで絶対捨てれないと思う。
その手紙の中には自分がいっぱいいるから。
みっともない自分も結構いいやつな自分も。

(本日の一曲)
XTC「ROOK」

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by akiyama-yoko | 2005-07-14 23:02 | 本Book | Comments(2)
今を歌うこと
ずっとずっとひっかかっていたことがある。
以前ライヴの時MCで「今を歌うのは難しい。けど今を歌いたい」みたいなことを言って、その頃の新曲「指一本で倒されるだろう」を歌った。
その時ライヴを聴いてくれた人が「今を歌う事の難しさ」についてメールをくれた。
とってもいいメールだった。
内容は大体こんな感じだった。

「秋山さんの新曲、今を歌う曲を聴きながらアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリという作家がある本で語っていた言葉を思い出しました。
『人間であるということは、とりもなおさず責任をもつことだ。人間であるということは、自分には関係がないと思われるような不幸な出来事に対して忸怩たることだ。人間であるということは、自分の僚友が勝ち得た勝利を誇りとすることだ。人間であるということは、自分の石をそこに据えながら世界の建設に加担していると感じることだ。」(『人間の土地』)
今を歌うことは難しいこと。その通りだと思います。また難しいのは聴き手にとっても同じことだと思います。つまりまっすぐに受けとめるのが難しいことがあると思いました。だからこそ伝える事も必要なのでしょうし、だからこそあえてそこに踏み込まないひともいるのでしょう。いずれにせよ、そこで忸怩たる思いを抱くこと。それが作家がいうところの『人間である』ことなのではないかと思いました。」


当時私は、なるほど!そうそう!とまるでわかったような気になった。
でもその後事あるごとにこのメールのことを思い出した。
とってもひっかかっていた。
何故か。私がわかった気になっていたからだ。
もしかするとその人は私の甘さみたいものを何か感じたのかもしれない。
今を歌いたいなんて言ったけど
出来ることは今の私のこと歌うことくらいだ。
無理しなくていい。
わかった気にならなくてもいい。
まず今の自分の現状を実情をありのままを知ろうとすること。
かっこつけるな。
自分。

(本日の一曲)
クラムボン「コントラスト」
by akiyama-yoko | 2005-07-06 10:10 | 音楽 | Comments(0)
はっぴいえんど「CITY」
はっぴいえんどのベスト盤「CITY」
はっぴいえんどをちゃんと聴くのは初めて。
「HAPPY END PARADE」というトリビュートアルバムは以前に聴いていて気になっていた。
トリビュートの中では空気公団の「いらいら」が特に印象に残っていた。

アレンジがシンプルでよかった。
今でも全く古く感じない。先取りしてたんだね、時代を。
歌詞が入ってくる。
上手い具合に言葉が次の言葉へとバトンを渡して連鎖反応みたいに繋がっていく。
扉が次々と開いていく。
それが気持ちいい。
歌い方も淡々としてるから逆に歌詞が入ってくるし、そして何だか切ない。
なぜか聴いてたら映画「人間の証明」を思い出した。
「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね…」

上手くいえないけど男(というか青年)の切なさみたいものを感じた。
男だから女だからって分けるのは嫌いなんだけど何かそんな感じがした。

(本日の一曲)
はっぴいえんど「夏なんです」

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by akiyama-yoko | 2005-07-02 21:46 | 羊子のCD紹介 | Comments(2)




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