<   2005年 08月 ( 11 )   > この月の画像一覧
羊子の独り言(2005.8.24)
Bogalooに来て下さった方々ありがとうございました。
台風がまだでよかったです。
ライヴのあとある人に素敵なバーへ連れて行ってもらいました。
バーで久しぶりにピッカラを食べました。
では本日の「羊子の独り言」(これは毎回ライヴ会場にて配布しているフライヤーの文章です)

熱帯夜

熱帯夜が続いてる。
夜中に何度も目が覚める。汗でシーツが湿っている。べとーっとした感触。

私がたぶん4才か5才のころ、昼寝から目覚めた時もべっしょりと汗をかいてた。
真夏の8月だった。親戚の家だった。
両親が共働きだったのでよくお世話になっていた家だった。
寝ぼけたまま茶の間に行ってみるとちょうど従兄弟のお兄さんが旅行から帰ってきたばかりでみんなにお土産を配っていた。
でも私のはなかった。
なぜなのか。従兄弟のお兄さんは年が離れていたせいもあって私のことをとてもかわいがってくれてたし、まぁたまたまだったのかもしれない。
でも私はぽろぽろと涙が出てきた。こらえようと思っても止まらなかった。
みんなが「羊子の分だけないから泣いてるのかい?」と笑いながら言った。
その通りなんだけど私は「違う汗かいただけだ」と必死に否定した。
自分の分がないのが悲しかったけどそれ以上に自分が傷ついてるのを知られたくなかった。
プライドかな。きっと。

子供の頃は大人のいろいろな事情とかそういうのわかんないし、どこかかわいがられて当然みたいな気持ちがあったのかな。。

(本日の一曲)
ドノヴァン・フランケンレイター「曲名不明」
※バーでかかってました。
by akiyama-yoko | 2005-08-24 00:00 | 「羊子の独り言」 | Comments(3)
サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」
今日は新宿マイシティのHMVへ行ったら、休館だった。
なのでルミネのタワーへ行く。休館だった。
なので高島屋まで行ってHMVへ。
サンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」を聴いた。
周りに人がいるのに思わず泣きそうになって困った。
すごい。最初から心をつかまれっぱなしだった。
すごくいいアーティスト。

「電車男」を読んで(ドラマの主題歌を依頼されたのがきっかけ)感動してそれで曲が生まれたんだって。
感動が感動を呼ぶんだ、だから私もこの感動の糸を途切れさせないようにしたいもんだ。うん。

(本日の一曲)
サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」

b0026428_2118283.jpg
by akiyama-yoko | 2005-08-22 21:19 | 羊子のCD紹介 | Comments(4)
麻生久美子「いろいろないろ」
麻生久美子さんは私の好きな女優。蜷川実花さんは気になってる写真家。
これはフォトエッセイで、麻生久美子さんの子供の頃の話から今にいたるまでのちょっとした自伝っぽくなってる。
読んでると気持ちがゆるーくなれる。
タイトル通りいろいろなものがあっていいじゃんみたいな肯定的な匂いがする。
とても素直な人。
素直なのって才能だなって思う。

写真は屋久島で撮影されたもので、蜷川さんというと原色!鮮やか!色!色!っていうイメージだったけどこの本の写真は比べると素朴な感じ。
でもやはり濃い。一枚一枚が濃い。
麻生久美子さんはとてもリラックスしてる。
私の個人的なベストショットは大木の屋久杉に寄りかかってる写真。
木って何かいいね。
今こんなに東京は暑いけど見てると涼しくなる。

麻生久美子さんは映画「アイデン&ティティ」で初めて観た。
これは映画もいいし一番のお薦め。
あとは「ひまわり」のときも凄くきれいだよ。

(本日の一曲)
キリンジ「ブルー・ゾンビ」

b0026428_22552945.jpg
by akiyama-yoko | 2005-08-19 22:57 | 本Book | Comments(2)
矢野顕子@Blue Note Tokyo
矢野顕子のコンサートに行ってきた。
Blue Note TOKYOには初めて行った。
とてもリッチな気分になれる店だった。
ほぼ全席がテーブル席でわりとゆったりしていてくつろげた。
料理も本格的のようだけどお値段もいいお値段なのでパンの盛り合わせとバター、それにコーヒーを注文した。
とても美味しかった。

コンサートは、よかった。
矢野顕子さんが客席側の通路から登場してくるとき興奮して「アッコちゃーん」と叫びそうになった。そういうわくわくする空気だった。
特によかった曲がドアーズのカバー。
矢野さんが小さい頃から歌詞の意味がわからないけど好きだった曲らしい。
どこか原始的な感触の曲(アレンジも含めて)だった。
どうしてそういう風に感じたのかな?もう一度聴きたい。

「ひとつだけ」をスローバージョンでやってた。
とてもグルーヴが気持ちよかった。

アンコールにレイハラカミバージョンの「ばらの花」をやった。
オケを流して矢野さんは立って歌ってた。
何となく会場の反応としては?て感じだったけど。
新鮮だった。
「ばらの花」に関してはくるりの原曲が一番好きかな。

トリオとしての演奏が気持ちよかった。
ベースのアンソニー・ジャクソンは妙に包容力があった。
太くて柔らかいベースだった。
クリフ・アーモンドのドラムは宙に浮いているようだった。
ある意味ドラムっぽくないというか。
時おり出てくるおかずのフレーズは思わず「かっこいいー」ため息が出た。

昨日の矢野顕子さんから一番感じたものは「自由」だ。
またこのトリオで観たい。

(本日の一曲)
YMO「GRADATED GREY」
by akiyama-yoko | 2005-08-16 21:35 | 最近行ったLIVE | Comments(2)
しりあがり寿「ア○ス」/金原ひとみ「アミービック」
しりあがり寿さんの漫画「ア○ス」を読んだ。
ショックだった。
この手のショックはそんなにない。
ちょっとした描写にも何か深い意味があるんじゃないか、そんな匂いでぷんぷんだった。
迫ってくる漫画だった。
今にも飛び出してきそうだった。こわかった。

ちょうどその前に金原ひとみさんの新作「アミービック」を読んだばかりだった。
共通点があった。
どっちの作品もすごく孤独を描いてる。滑稽なくらいに。
読んでいるとき、私は孤独じゃなかった。

(本日の一曲)
THE DOORS「(曲名不明)」
※矢野顕子ヴァージョン。今日ブルーノートLIVEに行ってきました。

b0026428_2219080.jpgb0026428_22191755.jpg
by akiyama-yoko | 2005-08-15 22:20 | 本Book | Comments(0)
私のせいではないかと心配なんです
終戦60年で戦争に関連したTV番組がたくさん放映されてる。
今年はいくつも観た。

漫画「はだしのゲン」
子供の頃何回も何回も読んだ。
主人公のゲンと一緒になって一喜一憂してた。
戦争や原爆は悪いとかそういうのよりも物語として惹きつけられてた。

父が歴史の先生だったこともあって家にいろいろと資料があった。
ベトナム戦争の写真もあった。
私はもの凄ーく恐いのだけどチラっと見たくてたまに父の部屋に侵入して見ていた。
何度見ても衝撃は薄れなかった。
今でも脳裏に焼きついてる。絶対忘れられない。
恐ろしかった。
でも自分とは関係のない、まるで別世界のことのように感じていた。

主人公のゲンが好きだった。
とっても落ち込んでも、心がぺしゃんこになっても力強く跳ね返すのが気持ちよかった。

ある番組で、広島で子供の頃に被爆した女性が子供や孫への影響を心配して専門家を訪ねる場面があった。
その女性の子供や孫たちが何人も喘息を患っていて、被爆のせいではないかと気になっていたからだ。
女性は「私のせいで子供達や孫たちまで何か悪い影響が出るなんて申し訳がないんです」と言った。
私は即座にこの女性のせいではないのにと思った。でも何か気になった。
もっと深い意味がある気がした。
原爆を落とした人そして落としたことを肯定してる人に対して私は怒りというよりもむしろ恐ろしくて恐ろしくてたまらない。

(本日のもう一曲)
なし
by akiyama-yoko | 2005-08-09 23:56 | 日常 | Comments(3)
安東ウメ子「IHUNKE」/OKI「KAMUY KOR NUPURPE」
父が、ホームビデオを作るのにBGMにアイヌの音楽使いたいんだけど、何かCDない?
と言ったのがきっかけでアイヌ民族のCDを探してきた。
安東ウメ子さんの「イフンケ」とオキさんの「カムイ・コル・ヌプルペ」という作品。
すごくよかった。
先入観があまりなかったのもよかったのかも。

ループ音楽。
ミニマルな音楽。
曲によってはある意味ラップのような。
そして細野晴臣さんを思い出した。
細野さんは民俗音楽に傾倒していたみたいだし、YMOでやり残したのはポップスのミニマル的なアプローチだとコメントしてた。
私は細野さんのミニマル的なアプローチがとても好きだ。
ミニマル的なものは今でこそそう珍しくはないと思うけど、70年代とかのポップスにはなかったんじゃないかな。
民俗音楽やクラシック音楽にはあったけど。
私はスティーヴ・ライヒがとても好き。
ミニマルなものを聴いていると(いい意味で)精神的に何か侵されるていく感じがたまらない。

オキさんが奏でる三味線のようなギターのような「トンコリ」というアイヌならではの楽器がいい。
とても響きが豊かだ。
またまた私の勝手な連想だけどコーネリアスを思い出した。
コーネリアスはギターの音を加工したりしてとても響きを大切にしてる。
その響きの中に子供の頃の何かを思い出しちゃうんだよね。ミニマルでありながら情緒的なんだと思う。

リズムの感じはまるでアフリカンミュージックのようなノリと軽やかさで気持ちよく流れる。
安東ウメ子さんの声は切ない。
しんみりしてくるんだ。

これはおすすめのCDです。

(本日の一曲)
安東ウメ子「ペカンベ ウク」

b0026428_2322613.jpgb0026428_232597.jpg

試聴できます。
安東ウメ子「IHUNKE」
OKI「KAMUY KOR NUPURPE」
by akiyama-yoko | 2005-08-09 23:08 | 羊子のCD紹介 | Comments(3)
細野晴臣&イエロー・マジック・バンド 「はらいそ」
細野さんははっぴいえんどを聴いてから気になってた。
よかった。
このアルバムはとにかくジャパニーズとジャパニーズじゃないものとの融合が見事。
とても気持ちいいアルバム。
こんなアルバムに出会えた喜びともっと早く知りたかったという二つの気持ちがあった。
細野さんにアレンジの弟子入りをしたいぐらいだ。

最近ユーモアについて考えてる。
撮影以来もう一度訪れたカフェdrolePookaという雑誌をぱらぱらと見てたら、とても惹きつけられるイラストがあった。
それは茂田井武という人のイラストだった。
ユーモアがある。
プロフィールをみたら明治生まれの人だった。
驚き。
全く古くない。
今でも十分いける。

「はらいそ」を聴いてたら何となく茂田井武さんの絵を思い出した。
共通点はユーモアと時代を超える作品のパワーだ。

(本日の一曲)
細野晴臣&イエロー・マジック・バンド 「シャンバラ通信」

b0026428_22492310.jpg
by akiyama-yoko | 2005-08-07 22:51 | 羊子のCD紹介 | Comments(2)
キセル「夢」
キセルの最新アルバム「旅」が良かったので1作目を聴いてみた。
よかった。
細やかな息づかいって感じ。
決して大げさではない繊細さが結果大きなエネルギーとなって押し寄せてくる。
特に1曲目はぐっとくる。
この1枚目は新作と比べると歌に人間味がある。
最新作の歌はバックに馴染んだ感じでいいし、この1作目の感じもいい。

彼らはいったいどんなアーティストに影響受けたんだろうって気になる。
サウンドのあたたかい感じは私が大好きなエレクトロニカのキム・ヨーソイを思い出す。
そういえばキムってどこか日本的なんだよね。
あと両者とも「風」を感じる。

ジャケットは相変わらずいい。
最新作と同じイラストレーターの人。
歌詞カードにビルの屋上に洗濯物がほしてある日常的な写真がさりげなくあって、
ファンタジーになりすぎない感じがいい。

(本日の一曲)
キセル「ハナレバナレ」

b0026428_22115050.jpg
by akiyama-yoko | 2005-08-05 22:13 | 羊子のCD紹介 | Comments(2)
SUPER BUTTER DOG「サヨナラCOLOR」
ハナレグミは好きで聴いてるけどSUPER BUTTER DOGは初めて聴いた。
凄くいい。
くる。
歌詞がとてもいい。
一つ一つの言葉は凄く簡単な言葉なのに。

こんな曲を作りたい。

(本日の一言)
永積タカシ「ありふれた言葉に気持ちが入った時ほど深い意味をもつものはないよ」

b0026428_2211515.jpg
by akiyama-yoko | 2005-08-04 22:12 | 羊子のCD紹介 | Comments(3)




Copyright (c) 2002-2008 akiyama yoko All Rights Reserved.
logo